善と悪は、本当に表裏一体だ。
ある人から見ればそれは善であり、ある人から見ればそれは悪となる。
ちょうど、映画の主人公が結婚式場に恋人を奪いに行くように。
奪う方に、偏ってみているので良かったと思い、相思相愛が結ばれた!めでたしめでたし。となるわけだが、新郎や親族にとってみればたまったもんじゃない。しかし見ているほうにとっては、それはどうでもよいことだ。
物事を多面的に見、多角的に行動すれば、ゆがみが生じる。
ある面を重視すれば、おのずとある面が軽視される。
出来るだけ、善に生きようとしても、それはどこかで悪に通じている。
焦点がずれると人は、すれ違ってゆく。